さうすぽー

ブラックパンサーのさうすぽーのレビュー・感想・評価

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
3.2
自己満足点 62点

「シビルウォー」で初登場した黒スーツのヒーロー、ブラックパンサーが主人公の話ですね!

アメリカで凄く評価が高く、ヒットしてると聞いたので楽しみでした。

ワカンダってこんなに発展してたんですね笑
シビルウォーの時から薄々感じていましたが、キャプテンアメリカの盾でお馴染みの「ヴィブラニウム」が沢山組み込まれてるので結構な国なのでは?と思っていたのですが想像以上でした笑

国民はアフリカ民族のような風貌なのに、超ハイテクという笑
時代は現代なのに、もはや近未来の都市と言っても過言では無いです。
その世界観が個人的に一番好きでした。

そして、今回はブラックパンサーがいかに強いかは前半に存分に発揮されてました。
あんな身体能力を得てあの黒スーツと来たら、敵に回すと厄介です(笑)
そして、今回はティ・チャラが国王として成長するまでを描いていました。

ただ全体的には良い方なのですが、
同じ王子であった「ソー」のシリーズと比べるとやや物足りなさを感じてしまいました。
というのも、ブラックパンサーであるティ・チャラの成長物語としてはあまり成長部分が感じられませんでした。

また、今回の悪役であるマイケル・B・ジョーダン演じた「キルモンガー」自体は人間的に愛着を持てたのですが、何人かキャラ設定が解らないようなキャラが目立ちました。
例えばティ・チャラの親友であるウカビは友人に失望したとは言え、あっさりとキルモンガーを支持してしまい、最終的にチャラに容赦なく攻撃しています。
だいぶ小物のキャラに感じました。
そして、「アベンジャーズ2」で出てきたクロウも個人的にあまり興味を持てませんでした。
人物の雰囲気と言い今回の悪役かと思いきや、あっさりと退場してしまいます。

あとこれも個人的な好みになりますが、全体的に話が少し暗いトーンだったのも気になります。
ソーも同じ権力争いを描いてますが、比較的明るいトーンだったので観やすかったです。
また、「ダークナイト」シリーズだとバットマンのキャラ設定も相まってシリアスなトーンに合ってたのですが、これはもう少し明るくても良かった気がします。

観る前は今年のランキングに入るくらい面白いかもしれないと感じたのですが、個人的には期待してたほどではありませんでした。