ギズモバイル

キャプテン・マーベルのギズモバイルのネタバレレビュー・内容・結末

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

<ザックリ評価>
MCUへ期待の新人登場!と思わせつつ実は最古参だった件。

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総合評価 ✩ 3.8
心理効果 4
シナリオ 4
総合演出 4
独創性 3
完成度 4
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<魅力>
・MCU世界観の補強
・コメディ要素
・アクション要素
・サスペンス要素

<不満>
・ネコ怖い
・ロナン劣化版

<詳しい感想>
原作がカオス状態のキャプマシリーズを、ここまで面白く完成させる手腕はさすが。いやもうMCUだとそのぐらい出来て当たり前みたいな上から目線的な期待感もあるんだけど、多分MCU制作陣もそう思われて本望だろう。真のプロ集団なので、うん。
時系列を切り崩してミステリー要素を盛り込むと同時に、観客騙しの展開やキャロルその他の多数のキャラクターの情報をサラっと盛り込んでMCUの世界観を補強する手腕は見事としか。初見を楽しませる。原作厨を満足させる。「両方」やらなくちゃならないってのが(略。

この作品単独ではなく、MCUの大きな流れとしての展開も巧い。IWで絶望感を叩き込んでおきながら、EG直前のこの段階でこの布石。最後のパーツ。しかも少年ジャンプのような行き当たりばったりのご都合主義ではなく、IWのエンドクレジットでちゃんと伏線は貼ってある。なんか深追いは程々にして、適度にファイギの手のひらの上で転がされてるのが一番MCUを楽しむ秘訣な気がする。