ヤンデル

アベンジャーズ/エンドゲームのヤンデルのレビュー・感想・評価

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・ルッソ兄弟は人類が半分滅亡した世界について映画「赤い砂漠」(人との別れを風景で表現している)からヒントを得たと言っている。

・タコスやサンドイッチなど意図的に庶民的な食事会シーンを取り入れることでヒーローを人間的に描いている。DCではキャラクターを神話的に描くのでこういったシーンは少ない。

・エンドゲームでのタイムトラベルでは過去で何かを起こしても、自分のいる現在は変わらない。これはシリーズのマルチバース的な考え方に基づいている(タイムトラベルで世界線が分岐する)。

・そのため、ネビュラのように自分を殺しても問題ない(自分が消える、自分が殺せない、などのパラドックスが発生しない)。

・キャプテンは超人血清を受けて年をとるのが遅くなるので、タイムマシンで帰らなかったとしてもそこまで老人にならないのではと指摘されている。ナターシャも超人血清を受けている設定があるので、冷戦スパイ時代から若いままになっている。時間差で効果が切れてくる…?

・キャプテンは過去でペギーと過ごしてきたことになっているが、タイムトラベルの世界線が違うので、タイムマシンで帰らずにそのまま居続けたのであれば、本来同じ時間軸には帰ってこないという矛盾がある。

・キャプテンの盾が継承されるが、実は最初のキャプテンアメリカは黒人だったという原作コミックの設定がある。これは、米軍が戦時中に梅毒などの人体実験を黒人に施していたため、それを元にした最初に黒人が超人血清を打たれた話になっている。

・ソウルストーンを得るために自分が先に死ぬための戦いになるが、ホークアイとナターシャは愛し合っている?ホークアイには家族もいるが…。友情ぐらいでも良いルール?

・「アイアンマン3」ではトニーはアイアンマンを辞めてしまうのでエンドゲームとは違う世界線にも思える。しかし3で出演した少年役のハーレー・キーナーが成長した姿でトニーの葬儀に参列している。

・ピーターパーカーの学校で5年間消えてた学生はどうなるの?という疑問があるが、そこはスパイダーマンの続編で「指パッチン組」とそうでない組に別れて進学するような言及がある。ネッドやMJも同時に消えていたと考えるのが自然。

・オリジナルのアベンジャーズのメンバーはほとんど消されていない?点もご都合主義的と指摘されている。

・タイムトラベルで言及される「ある日どこかで」は1980年のアメリカ映画。
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