なつ

プリデスティネーションのなつのレビュー・感想・評価

プリデスティネーション(2014年製作の映画)
3.8
凶悪な連続爆破事件を防ぐため、時間を自由に行き来する時空のエージェントを描くSF映画

率直に思ったのはネタバレせずに書くのは非常に難しいストーリーだ
タイムトラベルものって矛盾が無くなりスッキリするが、本作は一味違っている。一度踏み込んだ迷路から抜け出すことのできない世界観で自分自身の宿命を重く背を負う物語だなと感じた。

前半にジョンの身の上話があり、後半へ向けての伏線回収とは予想してなかった。
伏線回収したあとに考えるとジョンもバーテンダーも合わせ鏡なストーリーだということに気づく。似てない2人のようで似ていた。

無限ループのような結末には賛否両論あるだろう。目的を果たしたようで果たせていないようなラスト。完璧な終点とはいかないが、無理矢理なハッピーエンドよりは私は曖昧だけどこの方がリアルな感じがして好きなストーリーだった
なつ

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