なつ

ミラベルと魔法だらけの家のなつのレビュー・感想・評価

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)
3.8
エンカントに住む魔法が使える一族。魔法の力を持つカシータに住み、ある年齢になると魔法のギフトが与えられる。だがミラベルだけ魔法の力は与えてもらえなかった。
そんなある日、カシータに危機が訪れることを知ったミラベルは家族を救うため奮闘するストーリー

なぜミラベルだけ魔法のギフトが与えられなかったのか?ラストまで観ても謎のままだが、結果的に家族円満になっているのをみると意味があるんだと思う。

ミラベル以外の家族はそれぞれ魔法のギフトを持っていて、みんなから助けを求められたり頼りにされたりする一家。またおばあちゃんからは厳しく、プレッシャーが常にあった。
家族の本音を聞き出したり、おばあちゃんは家族にプレッシャーを与えていたことに気付いたり、街の人と協力できたり、ブルーノと再会できたことはミラベルが魔法のギフトが与えられなかったおかげ。

もしミラベルに魔法のギフトが与えられていたら、ミラベルも他の家族と同様にプレッシャーに悩まされ、みんなから求められる魔法の力ばかりに目を向けてしまっていたことでしょう。
ミラベルは家族を守ろうとする優しさを元々持っていたことで魔法のギフトは必要ないとカシータが判断したのかもしれない。

ロウソクの描写を観ると家族を守るために、おばあちゃんからミラベルへ役割が与えられたと考えられるラストだったと思います
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