タコさんウィンナー

スポットライト 世紀のスクープのタコさんウィンナーのレビュー・感想・評価

3.8
神父による児童虐待を暴こうとした記者たちの映画。実話をもとにしています。
多くの人が信仰している教会の悪事を暴こうとするほど町中を敵に回していく主人公たち。「自分たちは正しいのか」と問い続けながらも仲間や勇気だして事件のことを話してくれた被害者たちのおかげで、彼らは自分たちの答えを出します。
教会とはなんなのか、ジャーナリズムとはなんなのか。熱いテーマのこもった作品でした。
「私たちは暗闇の中を歩いている。光が差した時に道が間違っていたということに気づく」というセリフが印象的で、それでも前に進み続ける主人公たちには心を打たれます。
日本に住んでいるとあまり意識することはないですが、やはりアメリカでのキリスト教の影響はとてつもなく大きいものであると感じさせられる映画でもありました。