このレビューはネタバレを含みます
シリーズ2作目。個人的には予想してたより満足出来ない作品だった。ストーリーの繋がりが綺麗じゃなくて構成がごちゃごちゃしてるなとは1作目から感じてたんだけど、前作はそれでもコミカルな魔法動物たちで賑やかせてた。今作はより物語の核心が近くなり様々な要素が増えてその分ごちゃごちゃ度が増してしまってる気がする。魔法省がホグワーズに押しかけるシーンはテンション上がるけど、ホグワーズでのやり取りから唐突にリタ・レストレンジの過去回想が入ったと思えばグリンデンバルドサイドに場面が移ったり、構成が観づらく、散らばった場面が後ほど収まるみたいなまとまりも無いので結局ごちゃっとした印象だけが残った。リタとクリーデンスの生い立ちの話も終盤一気に早足で説明だけされてて雑さを感じる。クリーデンスがダンブルドアの弟だとラストで判明するのは無理やりだし疑問もありながら衝撃的で良いと思うし、クイニーもグリンデンバルドと組んでしまう展開もなかなか面白い。視覚効果も現代技術で「ハリー・ポッター」シリーズに負けない迫力を生み出せているだけに、ストーリーの構成が致命的だと思ってしまった。