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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生のtoukoのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

辛い……ひたすら辛い……

ただただファンタジーなだけじゃない、ダークファンタジーなハリポタシリーズがとても好きだったので(とはいえファンというほどではないので知識はほとんどありません)、ファンタジー要素が強すぎる前作はあまり好きになれなかったのだけど……
2作目で急にダークになりすぎて……好きかどうかもわからない、ひたすら辛かった。

クイニーは予告の時点で闇落ちが騒がれていたからなんとなく覚悟はした上で鑑賞。なので比較的ダメージは少なくて済んだ。それでもクイニーが去った後、普段は感情豊かで明るいジェイコブから笑顔が消え、感情をなくしてただ立ち尽くす姿は見ていてとても辛かった。

私が大ダメージを受けたいちばんの理由はリタ・レストレンジの死。
幼い頃に出来心で弟を死に追いやってしまい、以来罪の意識を持ち続けてきたというバックグラウンドがすでに辛い。
ニュートという大切な友人がいて、テセウスという愛する婚約者ができて、やっと幸せを掴みかけていたという時に唐突にやってくる最大の不幸。
自らが犠牲となって愛する人たちを助けたリタは、その行動の理由がなんであれ今作の1番のヒーローだと思う。

ただただリタには助かって欲しかった。
ずっと罪悪感を背負って孤独に生きてきた彼女を救ってあげて欲しかった。
死によって救われたなんて考える人もいるかもしれないけれど、私はそんな救われ方は納得できない。
闇落ちしてでもいいから生きて幸せになる可能性を残して欲しかった。
救われるべき人間を平気で殺してしまうJKローリング、やっぱり鬼だなぁ……

そして最後にリタがI love youというシーン、誰に向けて言ったんだろう……

ニュートが杖をくわえてティナを一生懸命探すという激萌えシーンがなければ3年くらい寝込むことになってたと思います。
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