マエストロR

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生のマエストロRのレビュー・感想・評価

3.0
☆雑感
①『ハリー・ポッター』シリーズのときから感じていることだが、極めて内向的な女性作家が妄想力逞しく描いたというのがひしひしと伝わってくる。ツンデレ優等生女子と心優しい天然ボケ男子が互いに意識しあっているのになかなか前に進まない恋愛模様💕など、ハリー&ハーマイオニーの頃から脈々と受け継がれている。そういう趣向を阿呆らしいと切り捨てるか、微笑ましく見守るかで作品の評価は分かれてくるかもしれない。自分は一応後者かな?!
②ダンブルドアという白髭好々爺にはいくらか思い入れがあったので、若い頃のエピソードが綴られることへの期待は大きかったし、不死鳥伝説の使い方などはなかなか格好良かったと思う。でもガチホ○💨という設定には苦笑してよいものか反応に困る💦これも内向女性作家の妄想力ゆえか…。
③ヒトラーを連想するように作られている部分があるように感じた。グリンデルバルト氏の主張内容もさることながら、心酔者が「私の希望」などと口にしたシーンからは、あの有名なナチスのチラシ"Unsere letzte Hoffnung, Hitler"が頭に浮かんだ。
※英訳Our last hope,Hitler
④ゴールドスタインだのシュピールマンだの、ユダヤ人のような名前がやたら出てくることの意図は不明。
⑤シリーズ全体への思い入れ次第では眠気との闘いにもなりうる。近くのオジサマはズーウー(獅子舞みたいな魔法動物)の咆哮かと思うようなイビキをかいていた。