あんず

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密のあんずのレビュー・感想・評価

4.0
わたしは敵ではない。これまでも、今も。

久々の映画館でした。なんなら今年初です。
感染者数が高止まりで自粛の日々でしたが、エディ観たさに行ってきました。
初日の字幕18:30の回、田舎だからか15人ほどでガラガラです。これなら映画館の感染リスク低そう。

相変わらず魔法の世界に浸れる映画でした。面白かったです。
そしてずっと「なんてこった」の連続でした。

初っ端からフツーに出てくる新生グリンデルバルド。
ジョニデからマッツに交代したことで不気味さが消え、急に何しでかすか分からない感もなくなりました。
内に悪を秘めたマッツの方が、悪を全面に出しているジョニデよりストーリー的に正解のような気がします。

お見事!ハッフルパフに3点、なんていう小ネタもあってほわほわとするけど、どんどん小ネタが少なくなりそうです。
魔法動物も以前ほど多くはなく、核となるビーストをドンと持ってきた上で、物語が掘り下げるのは人間関係や愛。
現在の世界情勢を思わせるようなシーンもあり、完全に大人向けとなった本作は、多くの魔法動物が登場する愉快なファンタジー映画を楽しみにしていた人たちにとっては残念なものかもしれません。

ダンブルドアの秘密というタイトル通り、一族の謎が明かされます。
そしてダンブルドアが強すぎ。
グリンデルバルドとダンブルドアの関係性も明らかになりますが、ふたりが完全に攻・防で、これほどまでに正義を貫けるダンブルドアが素晴らしい。
上の立場の人とはこうあってほしいものです。

予告で出てますが、ラスト近くのカーマの行動がカッコ良かったです。

1作目の面影ないくらいイケメンでワイルドになったクリーデンス(一瞬スネイプ先生かと思った)が次回ではどうなっているのか、レストレンジの姓がどのように再登場するのか楽しみです。
あんず

あんず