ぺさりはホラーが好き

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密のぺさりはホラーが好きのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

オタクだから長文で書くね
グリンデルバルドとダンブルドアのシーンが総じて良かった。
前作がお茶にしよう、で終わった所で
ダンブルドアとグリンデルバルドのお茶から始まったのがまた素敵だった。
終盤の戦闘シーンもかっこよかったし、突然の心臓トクン…も本当にこっちが心臓捩じ切れそうというか胸がぎゅっとしました。
気合い入れて作ったシーンだろうけど
あそこが一番良かったな。


前作から惜しくも降板したジョニーデップ
ジョニーデップがグリンデルバルドを大切に思ってくれていたんだろうなあというのは分かってたつもりなのですが、マッツミケルセンがハマり役だった。

正直、ジョニーデップはジョニーデップ感と言いますか
私の幼少期がちょうどジョニーデップの時代だった為に、
ジョニーデップがダンブルドアことジュードロウを抱いたとは私の場合はどうも想像できなくて、ジョニデは女が好きだろ〜という感覚が拭えないでいた。
でも今作を観て、あっこれはそうですわと。
愛してたんだなあとスンッと入ってきた。
ジョニーデップ版も観たかったけどね。

別にどちらが優れているとかではなく、
私の生まれた時代だと思うんです。
私の中ではジョニーデップ≒ジャック・スパロウが呪いのように取れないんです。

それと今回大活躍だったユーラリー
かっこよかった〜!
優秀で聡明で笑顔が美しくて大好きになってしまった!彼女の魔法は最高


ただそれ以外だとちょっと疑問が残る点が多すぎて
クイニーが公衆の面前で所謂闇堕ちをしたのに何もなかったように昇進しているティナ、クイニーをグリンデルバルド軍に入らせた意味、すぐ帰ってきた、クリーデンスもすぐ帰ってきた、クリーデンス何でも信じるじゃん…等々

前作のサブタイトルがcrimes of grindelwald
この中にはクリーデンスの件が絶対に入っているはずなのに(邦題も黒い魔法使い〜だし)ちょっとダンブルドア側に来るのが早すぎる、クイニーも早すぎる。何のためにあっちに行ったのか。

今回のsecrets of dumbledoreというサブタイトル
たしかにダンブルドアの秘密が明かされたとは思うけれど
前作のナギニちゃんが人間だった件に比べると衝撃力が足りないんですよね。

サントスも誰やねんという感じで、
サントスの前で麒麟がお辞儀したのもよくわからないし。
その後クイニーとジェイコブが結婚していたから法律を変えたのかな〜法律も変える素晴らしい人間性の持ち主という事なんだろうけど、全てが突然の出来事であまり分かり合えなかった。


ニュート達が麒麟を持っていけば解決するんだ!という流れもしっくりこなかったんですよね。

カニのシーンもファンタスティックビーストというタイトルを考えると必要なのかなとは思うけれどもストーリー的にはあの尺を使った一連の展開に何か意味はあったのかなと思う。ちょっと低年齢層向けになったかな〜と感じてしまった。
ハリーポッターが児童書だから間違ってはいないんだろうけど。


ティナ役とナギニ役の方のプライベートが色々あったのはわかるんだけど、やっぱりいない事に違和感を感じてしまうんですよね。昇進はどうしても納得出来ないし、敵か味方かもわからなかったナギニちゃんが前作最後にニュートに同行してホグワーツに来ていてそれからどうしたのか…味方になったの?何を話したの?ナギニちゃんは良い子なの?

やっぱり気にならないわけないし、役者さんの事情を考慮したうえでフィクション、脚本として納得させてほしかったなあ。


等々色々と引っかかった点はあれど
魔法界を愛しているので100点です。
あと2作か〜〜淋しい。