ムー

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密のムーのレビュー・感想・評価

3.8
今後の展開が心配になるファンタビ。

前シリーズから物語の根幹を作っているダンブルドア家の全容に触れた今作。
個人的には少し内容が薄く感じました。
ダンブルドアの秘密はそんなもん??って感じてしまったし、色々とザルじゃない??ってなりました。

登場人物も少しばかり残念でした。
前作でリタを失ったにも関わらず、割とスルー。ティナはほとんど出ないし。
クリーデンスの扱いは少し期待を裏切られました。今後、彼の扱い方でシリーズの良さが問われるような気がします。
ただ、ダンブルドアは主人公を喰うほどに建てられています。
また、マッツミケルセンは素晴らしい演技でした。
前作は突然湧き出た何を考えているかわからんないヒールとしてジョニーデップは最適でしたが、
今作からの人間味溢れるヒールは色気溢れるマッツが最適なように感じます。

物語はとても難解なものになっていますが、世界観で見やすいものにしています。
生物達との掛け合いや魔法の多彩さ・華麗さはワクワクするし、笑わせてくれます。
前作はとてもシリアスなハリーポッターの世界感満載の展開で好きですが、新規の人にはとても難しいものにしていた気がします。
そういう意味で今作は間口が広いものになっていたと思います。

エンタメ性があり充分楽しめましたが、中途半端さ、物足りなさも感じました。
ハリーポッターシリーズは世界観だけで好きなので、甘くみちゃいますが。
次回作に期待ですね。
ムー

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