天豆てんまめ

ザ・ギャンブラー/熱い賭けの天豆てんまめのレビュー・感想・評価

2.3
ここ数年で一番共感できない主人公。全米で有数の資産家に生まれ、ギャンブル漬け。厭世的な大学講師甘ったれドラ息子。借金を返すために3者のギャングから金を借りて、それもまたギャンブルに注ぎ込む。家族も教え子も危険にさらし、自業自得で済まされない。借金で殺されそうになり、母役のジェシカラングから借りた3000万、それで返せばいいものの、その日中に全て注ぎ込み、一文無しになるシークエンスはマークウォルバーグ嫌いになりそうになるくらい、嫌な気持ちで観ていた。バカは死んでも治らない。この男は依存症では無く、恵まれ過ぎたことへの反抗で台無しにしたいという逆依存のあまちゃん中年を観続けるのは辛かった。救いはジョングッドマンは実にいい味出す。一方、ブリーラーソンの無駄遣い感。

一生懸命働いている人をバカにしているようなこの男の生き様をスタイリッシュに美化しているようなラストの雰囲気、、全く受け入れられなかった。。

仕事終わりに観なきゃ良かった映画、歴代一位だと思う。