ちょっとした事情で、なんとなく既視感を探しながらみてしまった。……特になかったかな。既視感は。
ということから、本編に集中しきれなかったとしても……ううむ。好きにはなれない。
有りがち・王道・ご都合、はいいように解釈して排除できたんだけれど、やっぱり、成瀬さんが嫌だったな。(担任が嫌だったのは、自分の担任がそっくりだからだな。音楽科だし、ハンモックに寝るのも)
弱すぎる。弱くて自己中すぎる。過去のトラウマも、ショックなことも、自覚してることも、全部わかってるけれど、それで相殺はできない。それは個人の心の問題であって、責任が発生する場で持ち出すものではない。
……だから、成瀬さんが嫌い、というよりはやっぱり話の展開なのかな。彼女が中心で、彼女のために誰かが犠牲になって、でも被害者意識から彼女が抜けきれてない気がする、その感じがきっと、嫌だったんだな。うん。
「あの花」では、全員が傷ついて、傷つけあって、その上で作り上げるものだからよかったんだけれど、これは、1人が引っかき回してるように見えてしまったのかな、うん。一生懸命さが、きっと伝わってこなかったんだな。
