こーべい

エル・トポのこーべいのレビュー・感想・評価

エル・トポ(1970年製作の映画)
4.2
なかなかのなかなかな映画だった。
自分の映画鑑賞の視野をぐっと拡げてくれたような気がする。

意味不明なんだけどどのシーンももの凄くわかる気がする。人間が本来持ってる欲望とか差別する心とか残酷さとかを見ているような、むきだしの人間を見たような気がする。それでいて信仰や社会に縛られない愛も感じることができた。

随所笑えるところもあるが、『ごっつええ感じ』を思い出すような創造性。なぜか逆に松本人志の芸術性を讃えたくなる不思議な体験ができた。