やや

ピエロがお前を嘲笑うのややのネタバレレビュー・内容・結末

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

まず『ピエロがお前を嘲笑う』じゃなくて原題の『Who Am I』の方が良くない?笑

マリを好きな理由が全くわからない。さして仲良くもない頃に犯罪をお願いするし、特別美人なわけでも魅力的でもなく…
どうして仲間になってるのか?どうしてマリは恋人になったのか?キスを拒んだのは真実なのかもわからないし、マリ周りの謎が最後までモヤモヤする。

サイバー世界を地下鉄で表現しているのはとてもカッコイイ。厨二心をくすぐられる雰囲気。

『まさかの結末に100%見破れない!』というポスターのせいでラストは二転三転するのだろうとわかってはいた。(身構えちゃうから書くのやめてほしい…笑)
とはいえあまり細かく予想はしていなくて、記憶喪失とわかった時も「なるほどそういうパターン!」と感心して、ハンネが逃がしてくれようとするところで「おぉ!そうきたか。おもしろい展開じゃん」とそれなりにテンションも上がった。
…のに!それが「おれ(CLAY)たちの作戦通りだ」と言われると急に見通しの甘さというか、不確定要素に賭けてドヤりすぎというか、ご都合主義が目立つ。
それが天才ハッカー達の考えることかい?上手くいったのは警察が無能なだけでは?
やっぱりマリが一緒に船に乗ってるのもよくわからないし。笑

前半の退屈さを後半に取り戻せれば良かったのだけど、粗が気になってあまりスッキリできないまま終わってしまった。
もう少し良くなりそうな雰囲気はあるだけに残念…
やや

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