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いつだってやめられる 7人の危ない教授たちのkojikojiのレビュー・感想・評価

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2014年イタリア 監督:シドニー・シビリア
●エドアルド・レオ(ピエトロ)
  
 大学教授同士の会話が面白い。どこまで本当かわからないが、雰囲気は出ている。それにしてもよくもこんな話を考えるもんだ。イタリア人の独特の雰囲気を感じさせる映画だ。(※残念ながら、私はイタリアに行ったこともないし、知人もいないが)

 大学教授のピエトロは契約が結べず大学を追い出される。お金に困った彼は、専攻の化学を使って合法の高純度の薬物をつくる。販売するのは彼を加えた不遇の七人の元大学教授達だった。彼らの薬物は人気の商品となって莫大な利益を手に入れる。しかし、その一帯の薬物販売を取り仕切るムレーラがピエトロの彼女を誘拐し、薬物販売を自分達にやらせるように脅してきた。

 元大学教授の七人が得意分野になると突然専門知識が邪魔をしておかしな会話になる。流暢なイタリア語による洒落の効いた会話についていけないところも多々あったが、可笑しさの雰囲気は十分味わえた。しかし、
「コメディセンス」でいうと、私はあと一つ乗り切れないでいたから、ないのだろうなと思う。

 味わい方はわかったので、続編に期待しよう。

#2022-310
 
 
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