西田千夏

日本のいちばん長い日の西田千夏のレビュー・感想・評価

日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)
1.0
【2024-100本目】



鑑賞から4ヶ月。
鑑賞した記憶はあるし、内容も覚えてはいるがレビューの投稿が遅い。遅すぎる。あまりにも。


半藤一利先生の原作本、家にはあるけどまだ未読で、67年版の映画もまだ未鑑賞。
そん中でも、2015年を選んで見たのは「役所広司さん」っていう理由と「2015年だから」っていう理由。

人生で初めて日本アカデミー賞を見たのが第39回なんやけど、そのタイミングで『母と暮らせば』『日本のいちばん長い日』『海難1890』『天空の蜂』と戦争や政治に関わる作品がノミネートしてたから、「2015年は“そういう年”でもあった」って意味でも良く覚えてる。

あとは、『暗殺教室』で新人賞を受賞した俳優が大好きで録画してダビングして第39回日本アカデミー賞は、本当に何回も見てたからね。笑
自然と2015年の作品が覚えてるみたい。笑
ちなみに、2015年の劇場版『コナン』は『向日葵』でした。
ある意味で、『向日葵』も『暗殺教室』も戦争は描いていたな〜。
『向日葵』は、回想シーンだけやけど。
それに、『暗殺教室』は、何か戦車までも出てきとった気がするぞ。
生徒が武器持って殺せんせー(正体不明の“生物”)を殺そうとしているわけですからね。あはは…。


話は戻して、本作はある程度、政界の人間関係だったり、教科書には書かれていないこと以外の戦時下での様子とかをちょいとでも把握していないと、あらすじも、結末も、面白さも、何も得ることないまま終わってしまう気がする。


「昭和天皇の姿を明確に描いた最初の日本映画」という誰かのレビューを見て、「確かに、言われてみればそうなのかも?」と思った。
そんな所、全然気にしていなかったぜ…。笑
本当に失礼すぎる。
むしろ、そこに気づいた人すごいな。


これ、『オッペンハイマー』を見た後にレビューの感想書いとるもんであれやけど、本当に戦争って、例え王様や政界とかのお偉い様が始めたとて、声を挙げたとしても、終わらせることは本当に難しい。
逃げるのが正解なのか、誰かに委ねるのが正解なのか、それとも国民に問うべきか、政界で意見をまとめたり、海外と交渉したりするのが正解なのか。


結局は、「ポツダム宣言の裏側ではこんなことがありました」っていうのを描いているのだけど、この短い期間なのに色んなことがいっぺんにやってくる出来事を1つにまとめるかのように速めのテンポで描いていくのは何なのだろう。
余計に、難しさというか複雑さが増すだけになるのでは?
話にバラツキがあるというか、話が迷子と言いますか。


でも、やっぱりあれだ。
ある程度の知識がないと、これは難しい!笑
本作を学者とか研究家が見たら、どのような感想が聞けるのだろう。