ひそひそ星の有酸素のレビュー・感想・評価

最終回上映にて。
監督は「理屈で考えず観てほしい」と。
レトロフューチャーと自然、自然に飲み込まれていく人工物のロケーションがただ単に好きで
砂浜のシーンでは美しさのあまり涙がでた。
日本の街並みを異星に見立てたりマッチを擦るシーンなんかはタルコフスキーっぽさを感じたり。
絵コンテと本編の変更について監督は、映画オタクだった当時の「彼」はリンチやジャームッシュへのオマージュを取り入れようと盛り込みすぎた。と語っていたが充分に映画への愛に溢れた作品だったと思う。