このレビューはネタバレを含みます
これ、ごまんといわれてるかも知れないんですけど私が思ったこと書きます。
タイトルの怒り、本当に様々な視点の怒りで面白い。
1番大きいのはやはり森山未來の演じている彼の怒りなのかもしれない。
けれども、面白いなと思ったのは
妻夫木聡から綾野剛に向けられた「怒り」
(もしくは疑い?殺人鬼ということを自分に対して隠しているかもという)
宮崎あおいから松山ケンイチに向けられた「怒り」(同上)
しかし、それらを向けられた彼らはどちらも本当の犯人ではなかった。むしろ、全てがわかる前「怒り」(または疑い)をほぼ向けられていなかった森山未來、彼が犯人であったということである。彼の周りにいた広瀬すずや佐久本宝はむしろ広瀬すずを強姦した者たちへの「怒り」の方が強かった。森山未來はただ、彼らの「怒り」を頼れる大人として慰めているようにも思えたのだった。
(全員で役者名で申し訳ないです)