ザリくん

シン・ゴジラのザリくんのレビュー・感想・評価

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)
4.7
怪獣、ミリタリー、政治、リアルながらもアニメ臭い人間達……
オタクくんの好きなモン全部詰まってンじゃん……

上映終了後 円盤買って50回ほど見たら飽きてしまった(所詮その程度の魅力)けど、最近また庵野ユニバースで再熱してきた。この映画擦りまくると、愛国心映画なので思想が右に片寄ってくる気がする。

矢口の台詞で好きなのが
「〈人類を脅かす脅威〉は、人類に無限の物理的な可能性を示唆する福音である。」
これは放射能汚染を含め、あらゆる災害的事象の恐怖に希望を与える考えで気に入っています。〈〉は任意。
ウイルスだって長い哺乳類史の中で見たら(遺伝子混入による)ポジティブな突然変異をもたらしたりしたわけで・・・
破壊の神でありながらスクラップアンドビルドへの展望を示してくれる象徴として死ぬほど魅力的だよガッズィーラは。

無限に細かい感想あるけどまた今度書きます。
ーーーーーーーーーーーーーー
・竹谷孝之の雛形
・程々のCG、大量の役者起用
・徹底した脱感情劇、一般市民の不描写
・縦割りに縛られる上層部と機動的な若手との対比、有事の際全火力を投入出来るアメリカという国家の隙の無さとの対比
・心地良い情報過多ながらも考察余地
・原点回帰と現代社会を繋ぐ普遍性
・加点式で見ると星500000
ザリくん

ザリくん