やた

シン・ゴジラのやたのレビュー・感想・評価

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)
4.6
第ニ形態の気色悪さと無人在来線爆弾が最高!!!
キャッチコピーの「現実対虚構」を丁寧にしっかり見せてくれた。壮大なお仕事アニメ!

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久しぶりに観て、改めてあまりの面白さに衝撃を受けたので更新。
緻密に計算された設定とシナリオ、セリフの内容にテンポ、画面、音楽、どれをとっても最高にかっこいい。
「ゴジラがあんまり動かない」という点でネガティブな意見を言う人をよく見るし実際それが原因で海外ではイマイチだったらしいけど、個人的には良いバランスだったと思う。
子供の頃からゴジラが好きだったので、初回は第二形態の登場とか「これ敵?ゴジラいつ出てくんの?」と思ったけど、キャラクターたちと一緒にゴジラの進化に驚いて、見届けて、絶望して、という流れを体験出来るのがめちゃめちゃ楽しい。
やっぱり何を置いても一番素晴らしいと思うのは、恋愛要素を一切入れず、家族や大切な人たちを失った傷心をしつこく描かなかったこと。だからこそそれを乗り越えて、自分がやるべきことをしっかり遂行している姿が熱い。
日本に生まれて、今東京で生活をしているからこそ、この素晴らしい作品に共感出来るポイントがたくさんあったと思うので、もう全てに感謝したい気持ちになれる。
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