上海十月

杉原千畝の上海十月のレビュー・感想・評価

杉原千畝(2015年製作の映画)
3.0
日本テレビ制作で今一つ宣伝が徹底していない感じの映画。杉原千畝は、「知ってるつもり」で見た記憶があり、「シンドラーのリスト」公開時に話題になった感じだ。その詳細は、TVで見た気もするがすっかり忘れている。昔、アカデミー賞短編ドキュメンタリー取ったのは見たことがあるが、印象が薄い。今回、満州時代のスパイ活動から始まりソ連から睨まれているのがよくわかる独ソ開戦を報告して今度はゲシュタポに狙われる。その睨まれる原因がビザ発給だ。映画にすれば面白い素材だけに誰もが検討しただろう。正直、まじめな映画過ぎて面白さに欠ける。「アラビアのロレンス」のように事実でありながら挑戦的な映像表現をしなければ、こういうのは、面白くならない。そして、一番な不満は、満州であれば中国語、ロシア語、ハングルといった多様な言語がでてもいいし、リトアニアに行けばロシア語、リトアニア語、ドイツ語とかでてもいいのに全編英語であるのが納得いかない。しかし、杉原千畝の人生を観て日本の未来を考えるのはいいかもしれないので☆3つ。
上海十月

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