エファ

秘密 THE TOP SECRETのエファのネタバレレビュー・内容・結末

秘密 THE TOP SECRET(2016年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

映画化されていたとは存じ上げませんでした。見てビックリです。酷いですね。
原作のある実写化に原作との違いを問うのはナンセンスだとは重々承知ではありますが、ひと言だけ物申したいです。

死んだ人の脳から生前の記憶を映像化し、それを事件解決に導く法医第九研究所。
そこの室長である薪警視性が主人公で、原作の薪は少年のように若く見える小柄で美しい設定。その風貌とは裏腹にドSでヒステリックで感情的。
そんなしっかりしたキャラを映画では全て改変されていました。
確かに俳優選びは難しそうですもんね。
そして青木は薪に心酔している素直で穏やかなキャラであるはずが、こちらはなぜか神経質でヒステリックになっていました。なぜ??
原作では青木の姉夫婦に惨劇が降りかかる物語であるはずが、「家族に何かありました」とチラッと見せるだけで掘り下げもしないので、中途半端な設定いるのか謎です。

元々は長い物語なので纏めるのは大変だったのでしょうが、原作とキャラが違いすぎる上に様々な設定に統一感がなく穴が多すぎて脚本と演出が失敗だったと思わざるを得ません。

脳内の映像化において原作では音のない映像のみと言う設定だったのが、音があったりなかったり。
大掛かりな機械を装着して映像化してましたが、他のみんなはモニターで視聴している謎。
終盤に鈴木と薪が草原の中穏やかな話をしている映像を薪が見ているシーンがありましたが、あれは誰目線の映像なのか?
もう吹き出してしまいました。
何だかしっちゃかめっちゃかな映画です。

脳内を映像化って事で近未来の設定のはずですが、映画オリジナルキャラである大森南朋さんだけは粗野な昭和キャラ。
リリーフランキーさんも無駄遣いされてます。
絹子においてはなぜああなってしまったのかと言う大事な設定は割愛され、演技力の問題もあって絹子が出ているシーンは全て学芸会レベルにしか見えない。
1番ビックリしたのは貝沼が吉川晃司だった事でしょうか。
キモオジがイケオジに…まさかのモニカです。

ひと言では済みませんでした。
面白かったと言う方には申し訳ないですが、とにかく酷かったと言う印象です。
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