排路

遠い国の排路のレビュー・感想・評価

遠い国(1954年製作の映画)
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町対個人とういう大きな対立、脚のクロースアップは他のマン作にも見られる。
牛をめぐる対立、土地をめぐる対立とかあってミッションひとつに焦点を当てていない点で全体のまとまりに欠く印象があるものの、これはこれで面白かった。でも最前線をみて、マン映画にとって任務は一つで十分だし、ひとつにかける時間が美学的価値を生んでる気もする。
鈴とコーヒーも有機的だった。コーヒー飲みたいって頼んで、と言われるシーンとか特に。豪腕経営者とソバカスのどっちか選んでと直接的に言わず、選ばせるの面白かった。
他作品にも見られる至近距離の二つの顔が、女の死体とジェームズスチュアートの顔だった。アラスカが舞台の西部劇…!
ウォルターブレナンは、ホークス映画の中では足を引っ張っても一緒にいてくれるだけで大きな存在だった感じがするけど、ミッションに重きが置かれるマンの映画の中でははっきりと足を引っ張る存在だった
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