いののん

100%の女の子のいののんのレビュー・感想・評価

100%の女の子(1983年製作の映画)
4.0
DVDには村上春樹の初期の短編小説のうちの、2編が収録されている。
①100%の女の子(11分43秒)
②パン屋襲撃(16分26秒)


祝福されている映画だと思う。
作ることの歓びに満ちあふれている。


①100%の女の子が、室井滋!可愛いっ!
(室井滋は①②ともに出演)
(①は自主製作映画)

100%の女の子と出会う。出会った瞬間、100%ということがわかる。たいして綺麗な女の子ではないけれど、「僕」には100%の女の子だということが、ちゃんとわかる。原宿の裏通りを、すれ違う前から。でも、100%というのを、映像であらわすのは難しいのかも。脳内でしかカンペキにならないような気がする。75%くらいならまだしも。エンディングの音楽は佐野元春。


ー 完璧な女の子などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。-
(なんちってw)
いののん

いののん