ゆずきよ

ゾンビスクール!のゆずきよのレビュー・感想・評価

ゾンビスクール!(2014年製作の映画)
3.0
『怪物』の余韻から皆様のレビューで身悶えたり、気を抜くと考え込んでいたりしてしまったので、今日はもう映画は辞めとこうかなと思っていた。
ふと、駅構内の「◯◯に行こう」というポスターを見て、考えを改める。
そうだ、ゾンビを観よう。

物語は、小説家気取りの教師が新任の学校でゾンビ騒動に巻き込まれるという話。
冒頭は鶏肉加工のシーンを、これでもかと嫌な形で描く。
こういうの先に言っといてくれないと。
ファミチキ買っちゃったよ?
主人公が学校に赴任するのだが、他の作品に引っ張られ過ぎているのは分かっていますが言わせて下さい。
感染者が出る前から怪物しかいない。
描写は中々グロい所もあるが、悲壮感は少なく、かなりコメディ寄り。
他の作品との差別化として、今作のゾンビは子供にしか感染しない。
臓物での縄跳びや自転車に指付けたり、子供ならではのゾンビ遊び。
基本的にお決まりの展開が続く事は続くのだけれど、ゾンビ物って結末が難しくて、落とし所は何処になるのかと思っていたが、そのまま放り投げるスタイルでした。

原題はcooties
バイ菌とかって意味らしくて、日本でいう所のエンガチョ(死語)
ゾンビ 映画ってめちゃくちゃ肩の力を抜いて観れて、ドラマが隠されているか笑いが付加されているかの違いはあるけど、だいたいの流れは近い。
私の好きなヒューマンドラマ系の映画がカルパッチョだとしたら、ゾンビ映画はフライドポテト。
どちらも好きだし、どちらにも良さがあると思います。
私は色々食べたいし、同じ物ばかりでは飽きてしまう。
さて、次は何を食べようかな。
ゆずきよ

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