mikoyan358

オペレーション・ワルキューレのmikoyan358のレビュー・感想・評価

3.5
2011/9/11鑑賞(鑑賞メーターより転載)
トム・クルーズ主演のハリウッド版と同じく、1944年のヒトラー暗殺計画の顛末を描いたドイツ映画。ハリウッド版が主人公シュタウフェンベルクの人物背景も幅広く描いたのに対しこちらは計画そのものの進行を深く掘り下げ、またヒトラーを廃して国を救おうとする強い意志が見え隠れし(迫力はさすがに負けても)歴史サスペンスとしての緊迫感とリアリティはこちらのほうがやや上かと思う。特に計画破綻が確実となってからの人間描写は見所。多分に同情的な視点が見え隠れするのは、歴史を糧としようとするドイツ人が作った映画だからか。
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