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ラビリンス/魔王の迷宮のmitakosamaのレビュー・感想・評価

ラビリンス/魔王の迷宮(1986年製作の映画)
3.8
ダーククリスタルなどのジムヘンソンによるマペットが素晴らしいファンタジー劇。

ジェニファーコネリー演じる少女サラは空想好きだが、継母と上手くいかず鬱屈する日々。赤ん坊の義弟のお守りを任されるが泣き止まなく不満一杯。
怒りに任せてサラは「ゴブリンに譲る」と言ってしまい、魔王ジャレスによってラビリンスに赤ん坊を連れ去られてしまう。
弟を救い出す為にラビリンスへの冒険に旅立つサラ。

先ずはなんと言ってもジムヘンソンが操作するゴブリンのキャラクターデザインの秀逸さだ。このデザインラインは絶対に日本人の感覚じゃ出てこないセンスよね。
この独自の世界観を味わうだけで大満足。
圧倒的なビジュアルの圧に満たされたい。
人が入っているキャラクターもあると思うが、多くがマペットだというのも脅威の技術だ。

そして魔王ジャレスを演じるデビットボウイだ。髪型(笑)このアクの強さも魅力だ。

何より不気味なクリーチャーを相手に時に争い時に友情を育み、サラが成長する様が良い。ゴブリンたちも段々と可愛く見えて来るから不思議だ。

こういう映画が昨今見れないのが寂しいのぅ。
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