前作で爆死したシャークトパスの卵から赤ちゃんが生まれ、偶然拾った女性科学者がそれを育て始める。
一方、とある企業が軍事用の生物兵器・プテラクーダのテスト中、不測の事態でコントロールが不能になってしまう。
開発者の博士と雇われ軍人は、シャークトパスを使って脱走したプテラクーダを捕えようとする。
B級映画の帝王と称されるロジャー・コーマンが製作を務め、人食いザメと巨大なタコを交配させた“シャークトパス”の恐怖を描くパニックアクションの第2弾。
まさかの、まさかの、まさかの、まさかの『シャークトパス』の続編が…。
こりゃあ観ない訳にはいかないでしょ。
まぁ、コーマン先生は予算を回収する為に同じ素材で2~3作品は撮るんで、予想できてたけど。
シャークトパス=サメ×タコ
プテラクーダ=プテラノドン×バラクーダ
コントロール装置のエラーによりプテラクーダが脱走。
マッドサイエンティストは、シャークトパスに制御装置を取り付け、プテラクーダを捕えようとする。
案の定シャークトパスの制御装置も故障して、2匹のハイブリッドモンスターはそれぞれ勝手に人々を襲い始める……というのがだいたいのストーリー。
なんらかのセリフ有り登場人物の9割が、怪物に首をはねられるし、刺さるし、食われるし、といったスゴイ映画です。
普通の人が観て面白いかと言われると「うーん、その、まあ……」という反応になってしまいますが、個人的には想像以上に面白かったです。
CGの雑さは相変わらずだけど、この手の映画にそんなに期待しても意味無いですね。
2匹のバトルも存分にフューチャーされてます。
その時点で既に凡百のサメ映画とは違う。
いろいろツッコミどころもありましたし、ボインもビキニも物足りないのが難点ではありますが。
また、どうも本作の2匹は頭をかじることにご執心のようなので、「えぇ…」と思うような場面もあります。
食いちぎられた生首でビーチバレーをしたり、「イケメンは死なない」といった後に期待通り死んでくれるイケメンなど、見所がたくさんありました。
ただし、予告編では「イケメンは死なない」→首もぎもぎーっとギャグにしか見えないが、本編ではもうちょっと感動的なので詳しくは本編を観てください。
でも、プテラクーダがただ海でも活動できるプテラノドンでしかないのは残念だったかな。
もっと怪物2匹を活かせるプロットだとよかったと思います。
まぁ全体的な出来はお世辞にも良いとは言えないが、この馬鹿さ加減を楽しめるかどうかだと思いますよ。
映画としてのクオリティを求める人にはおすすめできません。