人類は如何にして生まれ、どこへ向かうのか…
前作プロメテウスから引き続き、エイリアン云々というよりも、上記のような普遍的なテーマを軸に、物語はゆっくりと進んでいきます。
リドリー・スコット御大の中でのエイリアンは、やはり単なるモンスターパニックムービーとは一線を画す、本格SFなんですね。
今回はプロメテウスでは観られなかった、宇宙船内でのエイリアンとの死闘もまた、描かれております。
一対一では手も足も出ない強大な敵に対し、地の利(?)を活かしてバトルを挑みます。
ちゃんと"エイリアン"してますね!
正直、かなり滾りました!
役者に関してはマイケル・ファスベンダーが演じるアンドロイド、デイビッド/ウォルターが出色です。
この人ホンマに人ですか?
圧倒的な美学に裏付けられているであろうストーリーや設定と、エイリアンの造形も含めた、視覚的な美しさ。
音楽や詩、宗教といった部分についても、正しいかどうかは別にして、学の無い私でも色々と想像を働かせながら楽しむことができました。
ラストシーンはゾクゾクもの!
このシリーズの結末を描く前にポックリってのだけは勘弁して欲しい。
今後も引き続き、期待してまっせ!