No.1974
2024.01.11視聴
オゾン−18 (2014年作)12/31
この映画でオゾン監督作品11本目の視聴になる。
ちょっと前なら観ていない。髭もじゃもじゃの女装映画。(もちろん剃ってはいるのだが)
フランス映画を観ているうちに、すっかり慣れてしまったのだろう。
おまけに、このところ追っかけているこのオゾン監督は元々ゲイということもあり、これまで観た映画の中にもそんな要素があったのかもしれない。
きっとレズビアンのクレア(アナイス・ドゥムースティエ)。彼女は幼い時からずっと好きだった女友達ローラが死んで、残された夫デビットは、女装好きだったことを知る。ところがレズビアンのクレアはいつしかデビットが女装したときのヴィルジニアに惹かれていく。
信じられないことだが、こんなストーリーなのに退屈しなかった。結構面白いと思って観た。この映画、どんな終わり方をするのだろうとこれが最後まで引っ張ってくれた。
面白いシーンがある。
夫のジルに二人に関係を疑われて、仕方なくクレアが真実を語るシーン。
「デビットは男が好きなのよ」
それに対してジルは
「この頃多いからなあ」と答える。
(こんな感じのことを言う)へーっと思った。
オゾン監督がこのセリフを言わせることが面白い。
クレアを演じたアナイス・ドゥムースティエはキュートで魅力的。しかし女装のヴィルジニアは最後まで慣れなかった。無理!😅