大好きな女友達のローラが亡くなり生きる気力を失いかけていたクレール
愛する人の喪失から立ち直らせてくれたのはローラの夫ダヴィッドだった
冒頭のローラの納棺、少女時代の回想シーンが美しくてとても好きです
ダヴィッドがローラの服を着ていることにものすごく驚くクレール
女装にそんなに驚くかなって思ったけど制作が2014年なのでこの10年で世の中の意識がすごく変わったって事ですよね、脚本を書いたのはもっと前らしいし原案は80年代の短編小説だから偏見はもっと酷かった時代
クレールの性的指向を気づかせてくれたのはダヴィッドが女装したヴィルジニア
クレールは女友達とイチャイチャするのが大好き
ヴィルジニアは男にできないことを全部やりたい、と社会的女性像に憧れている、恋愛対象は異性
現代なら「女装する」とか「女性になりたい」という発言自体がジェンダーレス意識のない言い方で「性別に関係なく好きな服を着て好きなことをする」になるのかな
華奢な女性用の服をそのまま着るんじゃなく筋肉のついた厚い身体に合うスカートやドレスをかっこよく着こなしてメイクももっとキレイにして欲しかったけど映画はちょっとカッコ悪いヴィルジニアと世間のズレを描いている
展開にムムムってなるところはあったけどセクシュアリティについていろいろと考えることもできたし最後は幸せそうでよかった