Hoshiduru

彼は秘密の女ともだちのHoshiduruのレビュー・感想・評価

彼は秘密の女ともだち(2014年製作の映画)
3.2
「秘密」にしておかなければ、と抑圧していた自己がローラの死によって放たれ、それを共有してしまったが故の物語かなあ。
2人の関係性も相手を見ているというより、ローラの幻影を追っている感じだし、お互いの自分のいちばんの恥部かつアイデンティティ、というようなところを共有しているからこそ、という感じで……エゴイスティックな話、という印象が強かった。

一見奇妙な友情を描くほのぼの系のストーリーかと思ったら、緊張が張り詰めている官能的なストーリーで、好きなんだけど得意じゃないジャンル(表現が難しい)だったというのは確実にあるが、なんかスッキリせずモヤモヤ感が残る。
ラストは個人的にはホラーな気がしたなあ。
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