シャチ状球体

クレヴァニ、愛のトンネルのシャチ状球体のレビュー・感想・評価

クレヴァニ、愛のトンネル(2014年製作の映画)
2.4
とにかく役者が演劇みたいな話し方をしていて、とても不自然。双方が1音1音ハキハキと喋る会話シーンは悪夢のようだ。

亡くなった彼女を追い求める主人公を異国の地だけが受け入れてくれるというのは、殆ど理由がなくて結構気持ち悪い。

スローモーションに感動的な音楽を重ねるのも良くない。スローモーの時点でも郷愁を表現したいのは分かるのに、音楽まで入れられるとくどいことこの上ない。

あと、描きたいことを台詞で説明するのもウンザリ。
「こんなおっさんになっちゃったけど、俺も一葉(漢字違うかも)のところに行く。どうやら神様ってのはいたらしく、俺の願いは叶った。もう一度一葉に会えた。もう思い残すことはないよ」
とか、よせばいいのに登場人物が自分の思ってることを全部説明してくれる。なのに、この映画が時間の無駄ということは一言も言ってくれないのがGoodだね。
シャチ状球体

シャチ状球体