柔道家

ボーダーラインの柔道家のレビュー・感想・評価

ボーダーライン(2015年製作の映画)
4.2
面白い構成で話が進む。
主人公の エミリー・ブラントは何も教えられず、わけがわからぬまま新たなチームに同行する。
見てる我々と同じ状態で話が進むので感情移入しやすく、視聴者に状況を説明するようなくだりがなく、スピーディに進む。

常に緊迫感があり、手に汗握る。
重低音の効果音が、その緊張感を増幅させる。

隣国の警察すらも信用できない状況で、それを前提に自分たちの判断で武器を使用する周囲のメンバー。
完全に目には目を歯には歯を。
主人公は我々と同じ倫理観なので、そのやり方が信じられない。
そんなやり方で解決するのかという、葛藤と最後まで戦い続ける。

こんなことが同じ時代に起こっていることが信じられない。
が、こんな事が起きているということを知る意味でも、見ておくべきなんだろうな。
主人公のエミリー・ブラントが、何も知らぬまま進む展開は、面白かった!
柔道家

柔道家