起；山師、その生い立ち。
承；山師、成功と栄光。
転；山師、驕りと転落。
結；山師、希望と再起。
…というスピーディーに展開する定型ストーリー。定型だが、中身は結構奇抜。ヒュー・ジャックマンの真面目そうなイメージとは全く違う主人公だが、なんと実在のモデルがいるそうな。
このたびめでたくアマプラ入りし、遅ればせながらやっと鑑賞できました！＼(^o^)／
不詳ワタクシがミュージカルを評価する基準はただ一つ、見終わった後に「ああ人生って素晴らしい！」と感じるか否か？である。ストーリーにおける欠点には目をつぶる。とにかく歌とダンス、そこからスクリーンを通してどれだけの熱量が伝わってくるか？ それにつきる。
で本作であるが、まず楽曲が素晴らしい。とにかく良い。演出もとてもよく、曲の魅力を存分に表現している。
「あれ？なんか妙なストーリーだよね？？ホントにそれで良いん？」という違和感を感じつつも「This is me」や「Never enough」など、とにかく圧倒される。
すごい！ 理屈ではなく、感情をゆさぶられる。(´；ω；`)
ほんとは星5つつけても良いのかな？と思う。が、「あれ？？」という違和感が拭えないのも事実。
ヒュー・ジャックマンが演じているから若干薄まってはいるものの、この主人公って相当妙なヤツですよね？
言動は「詐欺師」と言われてもしょうがないし、一番問題なのは、仲間であるサーカスの出演者に対して何の愛情も感じられない事ですよ。すっごい無責任だし。なのに最後はアッサリ許されちゃうし、お金も湧いてくるし、「ボクは子育てするからキミやって！」って、アンタあまりに調子良すぎない？
そんなわけで0.5点マイナス。
でも久しぶりに満足いくミュージカル映画でした！
「ラ・ラ・ランド」より断然こっち推し！
（で思いついたのだが…ミュージカルシーンって屋外より屋内で撮った方がうまくいくのではないか？）
