これすごく好き。
欲しくてたまらないものを究極の手段で
自分のものにしてしまった人のお話…。
羨望
欲望
賛美
嫉妬
憎悪
野望
虚栄
覚醒
喪失
・・・
人間が持つ美しく恐ろしいもの
を表現した映像世界が独特で
セリフが少ない分それに魅せられ
釘ずけになってしまった。
ジェシー(エル・ファニング)の可憐さが、
ドロドロしたモデルの世界で野心や欲望
という毒に侵され妖艶にと変化していく…
透明で純粋な何かが、瞬く間に洗練され
光に変わりそれが重なり色を帯びていく
…そんな感じ。
出会った頃の純粋なジェシーが
どんどん消えてく喪失感…
最初はそれが強かったけど、次第に彼女
がどこまで登り詰めるのか?
いつの間に好奇心に変わってた。
「 みんなに私になろうと必死。
削って、詰めて、注射して、
絶食して、望むの。
私の二流版でもいいからなりたいって 」
完全に自身の美しさに覚醒したジェシー。
これを呟いてた彼女ってこの世の人じゃな
いみたいだった。
エル・ファニングのオーラがスゴい。
綺麗で…ずっーーと観てられた。
リアル✨おとぎの国のお姫様やん!(笑)
そう、ストーリーもある種大人の
…怖くて悲しい童話かもしれない。
好みじゃないと不思議な世界を延々
淡々と見せられる感じなのかもしれ
ませんが、この酔える世界観✨
個人的にはスゴく好みでした。
『ドライブ』の監督なんですね?!
スルーしてました。遅ればせながら
チェックです★