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パプーシャの黒い瞳のeiganoTOKOのネタバレレビュー・内容・結末

パプーシャの黒い瞳(2013年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

単純に登場する主要男性人物が、揃いも揃ってクソすぎて、幸せ搾取ってこうゆうことかあ…と。
他人の才能消費欲求は、個人の幸せを恐ろしいほど見えづらくしてしまうよね。

人身売買でございとばかりに父ちゃんと同い年くらいのおっさんと結婚させられるし。
旦那は暴力振るうわ、浮気したうえにうまずめは役に立たん!と完全な家父長マッチョだし。
好きになった人は、悪気なさそうとはいえジプシー暴露本書いちゃうし。俺の作品とか言っちゃうし。赤子あやすの下手すぎだし。
長老は小金持ちっぽい家をもらったくせに、ジプシーの本に、ジプシーの誇りガー!女をどうするか私刑にするどー!とか怒り始めちゃうし。

エンディング→序幕をみると、なぜパプーシャが「詩など書いたことない」と言い張り、本来なら華やかな舞台から目をそらしていたのか伝わってきてツライ。
観客の近代人や、高らかに歌うオペラ歌手vsパプーシャと旦那。ジプシーをおちょくられているとしか思わないかもしれない。近代文化が「野蛮ねえ…」と見下している図。

ジプシーが強制的に学校へ行かされ難病うつされた(しかし治療代は払えないほど貧困)、とか、厚かましい押し付けをしているのは果たしてどちらですか。

画面はCG使っていて綺麗な感じなんだけど、眠すぎたぞ。
細切れ、暗転、年代の錯綜、の連続でかなり飽きました。もっと短くしてくれ…
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