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トリプル9 裏切りのコードのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

トリプル9 裏切りのコード(2015年製作の映画)
3.1
アトランタを舞台にした汚職刑事+犯罪集団+ロシアンマフィアの三つ巴で展開する犯罪劇  

警官が撃たれた!→コード999→全員現場へ向え!→な仕組みを逆手に取った強盗計画ってのはスリルある設定だったけど、予想した程にはスリルを覚えない
それなりに楽しめはしたんだけども

冒頭の強盗からトラップにひっかかり混乱から、ノーマン・リーダス(頼りになる兄)とアーロン・ポール(失敗しがち弟)な設定で登場し期待するも、開始30分そこそこで片方が離脱……ぇえええ……

コード999+「罪の無い警官を殺せるのか」のプロットを重用しているわりに人間ドラマ部分で効いてこない

主人公はクリス刑事なんだが、タフさや正義感にこれといった特長がない、彼の叔父のジェフリー刑事の方が出番は少ないがキャラが強い、撃たれた後でジョイント引っ張り出して一服するラストで全部かっさらって行った

普通に楽しめはしたけど、キャラのドラマ配分と構成がおかしいな?と感じた
うまく言えないけど、ストーリーと登場人物の描き方とテンポは2時間弱でまとめるにはボリュームがあり過ぎたんじゃないかと思う