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イレブン・ミニッツのerigio73のレビュー・感想・評価

イレブン・ミニッツ(2008年製作の映画)
3.0
それぞれの人生が交差する一点で最後に悲劇が起こるのだが、どの人物にも共感出来ず(EUフィルムデイズではありがちだが)、何が起こるのだろうという不安感を煽られ続けながら見た。ところが伏線は回収されず唐突な終わりを迎える。鑑賞後のトークで解説があり、少しは見方を授けられたかな。17時と言う時刻はワルシャワ蜂起が始まった時刻らしく、ポーランドの人々には意味を持つ時刻らしい。また、あの黒い点の解釈として、映画のフィルム交換を表すパンチに似ているのでは。とか、バグとか。いずれの場合もこの世界を離れたところから見ている大きな他者(神?)の存在を感じるという意見だった。なるほど~、でももう一度見ようとは思わない。
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