バナバナ

ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男のバナバナのレビュー・感想・評価

4.0
南北戦争時代、南軍の白人の中でも、奴隷を20人以上有する大地主は息子の徴兵を免れられたのに、
貧しい白人の農民の家では、夫を徴兵され、女子供しか居ない家に南軍の調達係がやってきて、まるで強盗の様になけなしの作物や家財を奪っていたのですね。
貧しい農民は税金9割って、そりゃあ白人でも反乱を起こすわよね。

南軍から脱走して、自由コミュニティを作ったニュートン・ナイトさんの祖父は、実は大地主だったそうですが、
何故か彼の父親は後を継がず、ニュートンも貧しい農民に過ぎなかった。彼は宗教的には「牧師を含め信徒の身分は平等」とするバプテスト派だったが、南部のバプテスト派は奴隷制を公認していたから、やはり異色の人だったのだろうと思う。

ひ孫さんの話は1960年代だったのかな。
見掛けは肌が白く、目も緑で白人にしか見えないが、異人種間結婚で逮捕までされるとは!
人間を人間扱いしない事が、こんなに長く続くなんてね。
未だに人種差別の事件が起こってるし、ニュートンさんが生きてたら憤死するかもね。
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