Inagaquilala

マイ・プレシャス・リストのInagaquilalaのレビュー・感想・評価

マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)
3.5
IQが飛び抜けており、ハーバード大学を飛び級で卒業したが、コミュニケーション能力ゼロというヒロイン。エリートゆえの悩みか、コミュニケーション能力に欠け、仕事もせず、友人もなく、毎日をモラトリアムのように暮らす、いわゆる「こじらせ系女子」の心の移り変わりを描く。主演のベル・パウリーが、この複雑な主人公キャリーをキュートに演じている。精神分析のセラピストから渡された6つの課題を、ひとつずつこなしていくが。ニューヨークのマンハッタンを舞台に、彼女の心の冒険が描かれていく。ニューヨークものに弱い人間としては、それだけでも興味ありだが、作品の出来も悪くはない。監督はこれが長編初監督作品となるスーザン・ジョンソン。女性監督らしい、繊細な映像が印象に残る。
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