れれれざうるす

君を探してたのれれれざうるすのレビュー・感想・評価

君を探してた(2003年製作の映画)
3.7
日本では3作目の「クリッシュ」だけが入ってきてるけど本作は1作目。主人公は同じリティク・ローシャン。
障害があり大人になっても10歳前後の知能の主人公が、恋、友情、親子愛、障害、更にETのような宇宙人を加えたSFファンタジーアクションヒューマンラブストーリー。

主役を演じたリティク・ローシャンは指が6本あるで有名なんだけど本作でそれを解禁したらしいです。インドではそれがむしろ神のようで善いことなのだそう。まぁそれよりリティクの長すぎる脚とたくましすぎる筋肉に目が行ってしまって気付かないんだけどね。

内容はというと、3時間あるからインターミッション後(起承転結の転の部分)からSF祭りになってしまう。個人的には展開も宇宙人もチープで気になるけど、明らかなCGでも人形でもないから頑張ったとは思う。てかあいつ可愛い…。

良い意味で子供向け。子供も楽しめるし大人も響くものがある。ただ日本人は障害に対して公にしないというか、気軽に触れちゃいけないというか、馬鹿にしてるのを見て「馬鹿にすんな!」って言いながら心で馬鹿にするとこがあるから、堂々と障害者を虐めたりネタにしてるシーンを観て素直に受け入れられるかが不安!(頭足りなくて落第するシーンで笑ったけど…あれは顔芸にわろた)
本編でも馬鹿にしてるのは大人ばっかりなのも変に現実的で、見ていて気持ち良いものではないのがネックかなぁ。主人公もその部分の葛藤はあるし胸糞のままでは終わらないからいいけどね。
全体的にはかなりの傑作!