アブハジア自治共和国エストニア人の移民のいる村でみかんを栽培する人。ジョージアとの紛争が起こり二人の立場の違った傷ついた兵士が老人に助けられる。お互いを憎みながらも交わされる食事やお茶。戦闘への緊張感は常に漂う。けれど人間本来のユーモアや優しさが包む。
ジョージアとアブハジア自治共和国の紛争、そしてロシア。ソチオリンピックの時に起こったロシアによる侵攻が記憶に新しい。そしてそこに絡むチェチェンの傭兵。コーカサス。地続きの国境は宗教も含めあまりにも複雑で。ただ人間は「みんな同じだよ」ってこの善良なイヴォのようにみんながせーので言えればなんていいんだろう。