無頓着女と未練たらたら男のラブコメディ。
サイモン・ペッグとレイク・ベルの2人がぶつかり合いながら再生していく話。
好きだわー、こういうの。
映画はほとんどが2人の掛け合いシーンなんだけど、2人ともセリフが面白いしテンポが良くて、ちっとも飽きない。
ボーリングのシーンはめちゃ楽しかったし、特にバーで突然踊り出しながら持論の展開し合う二人は最高だった。
いいセリフがいっぱい出てくるんだけど、彼が「別れた妻は新たな人生を歩み幸せそうなのに僕は未練タラタラだ。」って嘆くと、彼女は「彼女に未練があるわけじゃない。それは愛情への未練よ。」って切り返す。
恋を忘れられない人には刺さる一言かもしれない。
そして、「あなたはパズルみたいに心がバラバラなだけ。端っこの青いピースから探してみて。」っていう名台詞がラストにつながるんだけど、現実にはその青いピースを見つけるのが大変なんだよね。
この映画の2人は欠点いっぱいなんだけど、2人とも前に進もうとしていたから美しかった。
セリフのとおり「過去は捨てちまえ！」だ。
