インド版『メリーポピンズ』
交通事故でとある夫婦を殺してしまった主人公。その夫婦の子供4人を引き取らないと懲役20年になる。しかし子供は心を開くどころか復讐心しかない。すると魔法を使える天使が空から降りてきて家族を和解させる。
といったファンタジーな作品。
単純に良い映画！
タイトルの意味は「少しの愛と少しの魔法」
『メリーポピンズ』から翻案したものらしく、大まかなストーリーはほとんど同じ。
本作では“血の繋がらない家族愛”がテーマで、主人公や天使だけでなくあの子まで…。そこにシク教や、発展途上国であるインド特有のネタまで入っていて、考えさせられながらも楽しめる一本でした。
子供向けファミリー映画だろうけど、一応大人も楽しめるようにロマンスを(無理矢理)入れてたり。尺が短めだからロマンスよりもう少し子供達への愛が読み取れる描写入れてほしかったのが本音…！
博物館のミュージカルシーンがすっごい楽しくて『ナイトミュージアム』そのもの！恐竜などが動く！そして踊る！(笑)
CGのレベルがチープなのはもったいなく感じるけど、難癖つける程酷くもない。
天使のギーターが、“涙を流す”などの感情がないのもベタで面白い。
ツッコミどころが多く、深いテーマはないものの、目頭が熱くなる娯楽作品でした！！
主役のサイフ・アリー・カーンはこれまた大人気俳優で知的な男前。
天使役のラーニー・ムケルジーはインド女性にしては小さめだけど気取ってなくて笑顔がかわいい！
この二人もゴールデンコンビだそうです。…メモメモ〜。
