このレビューはネタバレを含みます
本編ももちろん良いんだけどわたくしの最推しポイントは最後の歌です。
まず前半、ボリウッドカルチャーが始まって以来の有名映画の有名俳優を切り貼りした映画史ダイジェストムービーが素晴らしい、アッあの人だ！この人も！ウワー！の連続。サイレントから始まり、白黒時代、6070sを経て、どんどん現代に近づいてきて8090s、の流れに沿って。ちゃんと口の動きが歌詞に合うようになってるのも細かい！
プレイバックシンガーたちがその当時の有名歌手たちに歌い方とか寄せてるのもアツい〜〜！！！ディリープクマールが映ってるとこで歌ってる人、めちゃめちゃキショクマ先生じゃない？！スゲ〜〜
前半だけなぜか歌詞見つからなくて誰がどこ歌ってるのか分からないんだけど、カラーになってすぐの歌い出しの女の人、めっちゃラタさんの声なんだけどご本人？？ご存命なので可能性はあるけど… 違う方なら似せててすごいし、ご本人だったらもう号泣する。誰か教えてくれ〜〜〜
後半は現役人気俳優たちが順番に出てくるんだけど、メンツの豪華さもさることながら、曲のアレンジもすごい！出てる俳優の代表作の曲をそれぞれマッシュアップしてあるぞ！
例えば
マードゥリー→ｺｯｺｯｺｯｺ…(Khal Nayak)
アッキー→ｷｯﾗｰﾘｰ!(Khiladi)
シュリデヴィ→ﾊﾜｯﾊﾜｰｲ♪ (Mr.India)
ディーピカ→ｵｰﾑｼｬﾝﾃｨｵｰﾑ♪(OSO)
ランビールのギターサウンドはRockstarかな？てな感じで。
他にも前半から後半に移るとこの間奏は80sのヒット曲Naino mein Sapna…のフレーズだったり、アーミルが歌ってるとこの歌詞は70sの有名な映画『Mera Naam Joker』の歌の引用だったり。
最高すぎる…。
1913年のインド初の長編映画『Raja Harishchandra』から数えてボリウッド100周年記念として作られたこのアンソロジー。
インドは特に昔の映画でも平気でネタにしがち。役者を血筋で見たりするから先の偉人たちが残りやすいんだろうな。
こりゃ全時代を追いかけ倒したくなりますわ。
たった数分の1曲についてだけでめっちゃ語ってしまった。
ボリウッド最高！！！！！！！(大の字に倒れる)
