美女と野獣のまりぃのネタバレレビュー・内容・結末

もともとアニメ映画が大好きな作品だったので、大満足でした！
曲もどれも素晴らしくて、観ていて飽きる瞬間がありませんでした。

字幕も吹き替えも鑑賞しましたが、どちらもどちらの良さがありました。
字幕で疑問に思ったことが、吹き替えでは分かりやすくなっていたり、逆に吹き替えではわからなかった表現が字幕でわかったり、どちらも観たときに違った発見がありました。

追加の曲では野獣の独白曲が1番好きです。
力強く、ベルを思う気持ちに思わず涙が出てしまいました。

美女と野獣の好きなところは、ファンタジーとアクションが入っているところで、ベルが守られているだけでなく相手を助けるために自らも行動したりするシーンが大好きです。
内面を見つめること、他人に優しくあること、自分の夢を諦めないこと
たくさんのメッセージが入っていて、観るたびに新しいメッセージに気付かされたりします。

衣装もどれも綺麗でしたが、最後のシーンのベルが来ていた白ベースのお花が散りばめられていたドレスがとても素敵でした…！
派手すぎず、でも女の子らしくいたいというベルらしいドレスだった気がします。

今回のエピソード追加で
ベルの住んでいた街が魔女に見守られていた街だったのかなと思いました。
毎日、時間通りに同じことの繰り返しをする街。
そして凍りついたお城と、どんどん時間が奪われていく＝凍っていくという事だったのかな？と感じました。

もともと魔女は王子に優しい気持ちを取り戻して欲しくてかけた魔法だったんだ、とアニメよりも魔女の気持ちを考えることもできました。

ル・フゥの描き方が、アニメとガラッと変わっていました。
ガストンの動作や口癖を真似する彼は、ガストンへの尊敬と憧れがあったんだなと改めて感じました。
だから酒場でのあの歌がうまれたのだなと…

野獣もベルも、自分を大切にしてくれる人に気がつくことで幸せになっていく中、ガストンは自分のことだけを考えていた。
その対比がはっきりと出ていたなと思います。
自分の周りにいる誰かを、見つめ直す物語でもあるのだなと思いました。