道人

さらば あぶない刑事の道人のレビュー・感想・評価

さらば あぶない刑事(2016年製作の映画)
3.0
『さらば あぶない刑事』金曜ロードショーの録画を見る。どこかで聞いたような「ドン・ドン・チャッ」のリズムに乗って軽やかなステップで闇の中からセクシー大下が現れるオープニングが最高すぎて、満面の笑顔になりました。柴田恭兵さんの演じるユージは齢を重ねても本当にチャーミング。

2016年に観た映画の中で印象に残った映画の始まり方といえば『ドント・ブリーズ』だったのですが(あの、女を引きずった後に荒れた道に残る黒い筋が、道のひび割れなのか血痕なのかわからなくてぞわぞわする感じ)、『さらば あぶない刑事』を劇場で観ていたら、こっちがベストだったかも。

最初のシリーズから30年以上の歳月が経ったからこそ出せる、タカとユージの絶妙な「相棒」感。危機にあっても強がりややせ我慢の上にそっと軽妙な軽口を乗せて、お互いの「あいつだったらこう言うだろう」っていう期待を裏切らない感じの会話のキャッチボール。マンネリを超越した心地よさ。

【2017.04.11 テレビ観賞】
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